#11 XYZ(エックスワイジー)のレシピ〜完璧なレシピと言われたその訳〜

#11 XYZ(エックスワイジー)のレシピ〜完璧なレシピと言われたその訳〜

本記事は元バーテンダーが、培った知識や経験を基にお酒の歴史や飲み方、カクテルの作り方などを紹介しています。また、疑問などにも対応していきますので、コメント欄にメッセージを頂けたらと嬉しいです!では参りましょう!

今回ご紹介するカクテルは世界中で愛飲されているカクテル『XYZ(エックスワイジー)』。ライトラムをベースにしたショートカクテルの一つです。

このXYZ(エックスワイジー)のレシピからピッタリの料理、誕生の由来を紐解いていきます!

XYZ(エックスワイジー)はラムの甘さとレモンの酸味が特徴のカクテル

ライトラムという、ラムの中でも軽いタイプをベースにするこのカクテルは、サトウキビを原料とするラムのデザートのような甘い香りとホワイトキュラソーやレモンのシトラスフレーバーが味わいのポイントです。

サトウキビを絞り、出てきた甘いジュースがラムの原料

また、レモンの酸味と他の材料の甘みのバランスが取れている為、アルコール度数は30度と高アルコールにも関わらず、比較的飲みやすいショートカクテルになります。

では、そんなXYZ(エックスワイジー)のレシピを見てみましょう!

XYZ(エックスワイジー)のレシピ

ラムはサトウキビが取れるような暖かい地域で広く生産される

カクテルデータ

  • カクテルタイプ:ショートカクテル
  • 作成技法:シェイク
  • ベース:ホワイトラム
  • アルコールの強さ:★★★★☆
  • 色合い:白色
  • 炭酸の有無:無し
  • 味わい:甘さと酸味のバランスの良いカクテル。

材料

  • LIGHT RUM (ライトラム)・・・2/4
  • WHITE CURACAO (ホワイトキュラソー)・・・1/4 ※1
  • LEMON JUICE (レモンジュース)・・・1/4
  • ICE (氷)・・・適量

※1 ホワイトキュラソーの記載がが「コアントロー」や「トリプルセック」になっているレシピもありますが、どちらもホワイトキュラソーの商品名の一つです。特にコアントローはホワイトキュラソーの中でもバーテンダーがもっとも好むアイテムの一つです。

必要な道具

  • カクテルグラス
  • シェイカー

作り方の手順

  1. カクテルグラスを冷蔵庫で冷やしておく。
  2. シェイカーを用意し、材料と氷を入れ、しっかりシェイクする。
  3. (3)を(2)のグラスに注ぎ、完成。

上記のレシピの材料を一部変更する事で出来るカクテル

元バーテンダーが、美味しくなるちょっとしたコツとか色々教えちゃいます!

バーテンダー時代に学んだ美味しいマルガリータを作るためのコツを伝授します!守って欲しいポイントは次の3つ。

  • カクテルグラスは冷蔵庫もしくは冷凍庫で冷却する。
  • シェイクに使う氷は冷凍庫で一度締めた乾いたものを使う。
  • シェイクする材料は可能な限り冷やす。

XYZ(エックスワイジー)に合う料理は?

まるで見た目は揚げ餃子

XYZ(エックスワイジー)はラムベースのカクテルなので、ラムの生産地と同じ地域の料理との相性は抜群です。また、他のマルガリータなどの関連するカクテルと同じく、食前酒のポジションなので前菜や軽めの料理が良いでしょう。

私のオススメはキューバの揚げ物、エンパナーダです。これはスペイン・ポルトガル語圏でよく食べられる料理で、私が好んで使用するラムがキューバ産のハバナクラブなので、同じ地域でチョイスしてみました。

このエンパナーダは小麦粉の生地に牛肉や野菜を詰めて揚げたもので、ミートパイに近いイメージのものになります。揚げたてのあつあつホクホクな生地に、ジューシーなひき肉、ピリ辛な濃いめの味付けが、強めのショートカクテルとぴったりとマッチします。

関連するカクテル

どうしてカクテルの名前がアルファベットの最後の3文字なのか?

皆さんは今回ご紹介のカクテル・XYZ(エックスワイジー)についてどこか違和感を感じませんでしたか?私はこのカクテルの名前にすごく違和感を感じます。

なぜなら、このカクテルの名前は単なる記号のようにそれだけでは単語として意味を成さない名前で、今までご紹介したカクテルのように人間的な温かみが感じられないんですよね。

なんというかXYZ(エックスワイジー)には、機械みたいな理路整然とした整い過ぎている感じがするんですよ。

もちろん、何千、何万の処方のあるカクテルレシピなので、記号のような名前もあるにはあります。例えば、1980年代に登場したシューターと呼ばれる「B-52」と名付けられたプースカフェスタイルのカクテルや、豪華客船で振舞われる際に作られた「A1」というカクテルです。

ですが、両者とも血の通った人間的な温かみをイメージできるんです。なぜなら、名前がつけられる際にそこには必ず人がいて、作られた理由があったからです。

対して、XYZ(エックスワイジー)には背景にあるストーリーが全く見えてこないのです。作られた背景・由来が表に出てきておらず、考案者や作った理由などがわからないのです。

ただレシピ本やネットで共通して言われていることは、XYZ(エックスワイジー)は完璧なレシピゆえにそれ以上が存在しないという意味で、アルファベットの最後の3文字を名前にしたということです。

もしくは、アルコールが強いショートカクテルなので、これを飲んだら次はないという意味でXYZ(エックスワイジー)としたということです。

いずれにしても、XYZ(エックスワイジー)はストーリーが全く見えないカクテルなので、考案者ではなく後世の人がつけた名前で、それより以前に本来の名前があったのではないでしょうか?

このカクテルの由来を知っている方はコメントで教えていただけると助かります。

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか?今回はXYZ(エックスワイジー)のレシピを中心にその由来についてご紹介しました。

背景がわからないカクテルは山のようにありますが、ここまで有名なカクテルでそう言ったものは珍しいと思います。まるでコンピューターが作ったような、無機質なカクテルですね。

XYZ(エックスワイジー)の作り方などの疑問・質問はコメント欄によろしくお願いします!ではでは、また次の記事でお会いしましょう!

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