バーテンダーってあまり生活感のない人が多かったりしますが、彼らも人間、オフは一般的な人と同じように過ごしています。
今回はバーテンダーになりたい人や憧れている人、単純に興味のある人向けに元バーテンダーの私がバーテンダーとして働いていた当時の通常の1日のスケジュールをご紹介したいと思います。
私はホテルと街場の2つの形態を経験しているので、それぞれ書いていきますね!
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ホテル勤務のバーテンダーの1日

私の勤務していたホテルはクラシックホテルだった為、勤務時間に関しては一般的なリゾートホテルや外資系ホテルよりもかなり短かったと思います。
よく言えば歴史や雰囲気を大事にする、悪く言えば時代錯誤の経営なのかもしれません。
ですが、短い勤務時間は、モチベーションが上がり、オンとオフのメリハリがしっかりとつけられた為、他の同じレベルのホテルよりもパフォーマンスが良かったと思います。
ですので、下記のタイムスケジュールは一般的なホテルバーとは異なりますので、これからホテルでバーテンダーになりたい人には参考に程度に思ってください。

私の勤務していたホテルでは、バーのオープンは18時からですが、掃除や氷やフルーツのカット、飲材の補充などでオープンの2時間前には出勤します。
出勤後、1時間営業準備を行い、その後、その日のバースタッフ全員で社員食堂に行って夕食を食べ、各々、営業の15分くらい前まで休憩します。
18時のオープンの時刻になるとバーのエントランスを開け、お客に見えるようにホテルの通路にメニューを置き、準備ができたらお客を入れ込みます。
営業時間が短い為、休憩時間は特になく営業終了の11時半までぶっ通しでカウンターに立ち、営業終了後は0時まで片付けや清掃を行いその日の勤務は終了します。
その後、知り合いのバーで情報交換も兼ねて1杯飲み、1時くらいに帰宅し、風呂に入ったり、リラックスして就寝。
次の日は8時までに起床し、9時に朝食を食べ、出勤する15時まで自由時間という感じです。
そして、出勤する途中でランチを食べて、また職場へ。
バーテンダーは仕事は夕方からだから、
朝はゆっくり過ごせるよ!
ちなみに、一般的なホテルのバーテンダーの場合には、昼間はラウンジやカフェで働き、夜はバーで働くというパターンやバー勤務が終了するとホテルに併設されている従業員用の宿泊施設で寝て、次の日の朝食ブッフェなどの準備・サービスを行った後に勤務が終了するパターンもあります。
つまり、ホテルのバーに配属されたからと言ってバーのみで働くことは出来ない場合が多いということです。その点、バーのみで働けていた私は幸運だったと思います。
街場のバーのバーテンダーの1日

私はホテルでバーテンダーとして勤務する以前は、街場のバーでバーテンダーをしていました。
やっていることはホテルのバーと大きく変わりませんが、勤務時間が大きく異なります。
街場のバーはホテルのように宿泊客などが居らず、集客力が弱いので、必然的に営業時間が長くなります。
また、ホテルバーが営業していない深夜帯が集客のメインだったりします。
下記がそのスケジュールです。

バーテンダーはこっちの生活リズムが一般的だと思います。
スケジュールを見れば一目瞭然ですが、12時に朝食を食べていて、17時から仕事をしている典型的な夜型の生活です。
帰りは交通機関がストップしているから、
家の近くじゃないと働くのは難しいかも・・・
まとめ
さて、今回はホテルと街場で働くバーテンダーの24時間をご紹介しました。
皆さんにとっては意外だったかも知れませんが、ホテルのバーテンダーはバリバリの朝型の生活なんです。そして、皆さんの頭の中にある「バーテンダーといえば夜型」という典型的なイメージは街場のバーテンダーなんです。
どちらも経験した私から言えば、生活リズム関してどっちが良いということは特にありません。朝型でも夜型でも慣れてしまえば一緒です。
ホテル、街場関係なくバーテンダーをしていてよかったと思うことは、出勤時間が夕方なので昼間の内に色々な用事を済ますことが出来るという点です。
郵便局や銀行、病院、宅配便の受け取りなどは一般的な会社員ではお昼休憩などの限られた時間でないと難しいですからね。
その他にも、お店が営業しているので半日遊びに行くことも可能です。
バーテンダーは一般の人と少し違った生活リズムなので、家族や友達などと予定を合わせづらい面もありますが、その反面、有意義に時間を使うことのできるハッピーな職業だと私は思います!
そんな、バーテンダーにあなたもなってみませんか?