本記事は元バーテンダーが、培った知識や経験を基にお酒の歴史や飲み方、カクテルの作り方などを紹介しています。また、疑問などにも対応していきますので、コメント欄にメッセージを頂けたらと嬉しいです!
今回ご紹介するのはホワイトラムとライムを使ったショートカクテル「ダイキリ」です。
ダイキリは手早くしっかりとシェイクするのが美味しさの決め手
ダイキリは材料が比較的シンプルで、スーパーでも手に入りやすいことから、初心者でも作りやすいショートカクテルの一つです。
ですが、シェイク系のカクテルということで、ステアやビルドするカクテルに比べハードルが高くなっています。シェイクを手早く無駄なく行わないと、冷え足りない、水っぽい感じになりますので要注意です。
では、そんなのレシピを見てみましょう!
ダイキリのレシピ

カクテルデータ
- カクテルタイプ:ショートカクテル
- 作成技法:シェイク
- ベース:ホワイトラム
- アルコールの強さ:★★★★☆
- 色合い:ホワイト
- 炭酸の有無:なし
- 味わい:ラム特有の甘い香りとライムの爽やかな酸味が特徴
材料
- WHITE RUM (ホワイトラム)・・・45ml
- LIME JUICE (ライム・ジュース)・・・15ml
- SUGAR (砂糖)・・・1tsp
必要な道具
- カクテルグラス
- シェイカー
- バースプーン
作り方の手順
- グラスとホワイトラムを冷凍庫で冷やす
- 凍ったグラスを出す
- シェイカーに材用を加え、氷を入れシェイクする
- シェイクした中身をグラスに注ぎ完成
元バーテンダーが、美味しくなるちょっとしたコツとか色々教えちゃいます!
バーテンダー時代に学んだ美味しいジンライムを作るためのコツを伝授します!守って欲しいポイントは次の1つ。
- グラスや材料は冷凍・冷蔵に出来るものは全てする
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- バカルディ
ダイキリは鉱山の名前だった?

今回、ご紹介のカクテル「ダイキリ」ですが、1896年に、キューバのダイキリと呼ばれる鉱山でスタッフとして働いていたアメリカ人のジェニングス・コックスが、暑くて茹だる鉱山で清涼感を求めてカクテルを作ったのが始まりとされています。
ダイキリの材料には手に入りやすいキューバ特産のラムとライムが使用され、そこに砂糖と氷を混ぜ合わせ味を調整したようです。
この為、ダイキリにはレモンを使用するレシピがありますが、ライムを使用するのが歴史的に正しいと言えます。
私の経験で言えば、街場のバーではライムを使った伝統的なレシピが主流でしたが、ホテルバーではレモンを使ったレシピも一般的でした。
特に歴史的に古いホテルはその傾向が強く、当時日本でライムが一般的に手に入らない時に、その代替としてレモンを使用したレシピが現在に残っているようです。
ちなみに発祥の地・キューバでは1940年代にお酒を愛したヘミングウェイが涼を求めて、フローズンダイキリを呑みに通った店が今も営業しています。
ハバナにあるその店はレストランバー「ラ・フロリディータ」という名で、今でもダイキリが有名な店として地元で親しまれています。
ダイキリは必要に応じて誕生したカクテルだったんですね。そういったカクテルが長く愛されるカクテルになるのかも・・・
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか?今回はダイキリのレシピを中心にそのスタイルについてご紹介しました。
スクリュードライバーの時もそうでしたが、飲みたいものを自分で作る時に素晴らしいカクテルが生まれるような気がします。もっとも昔はそこまでカクテルの数が多く無かったので、それが1番の要因でしょう。
グローバルな現代では似たようなレシピがいくつも生み出され、クラシックカクテルのように崇められることはもう不可能だと思います。
作り方などの疑問・質問はコメント欄によろしくお願いします!ではでは、また次の記事でお会いしましょう!