#13 バラライカのレシピ〜私が初めて作った思い出のショートカクテル〜

#13 バラライカのレシピ〜私が初めて作った思い出のショートカクテル〜

本記事は元バーテンダーが、培った知識や経験を基にお酒の歴史や飲み方、カクテルの作り方などを紹介しています。また、疑問などにも対応していきますので、コメント欄にメッセージを頂けたらと嬉しいです!では参りましょう!

今回ご紹介するカクテルはサイドカー系のショートカクテルである『バラライカ』。サイドカーのベースであるブランデーをウオッカに変更すると作れるレシピです。

このバラライカのレシピからピッタリの料理、誕生の由来を紐解いていきます!

バラライカは雑味のないクリアな味わいのウオッカが特徴的なカクテル

バラライカは他のサイドカー系カクテル(サイドカー・ホワイトレディ・XYZ・マルガリータ)と異なり、ベースに使うウオッカに特徴的な香りや風味がありません。

と言うか、むしろウオッカ自体が雑味や原料の風味が無くクリアなほど良い酒と言われているほどなので、カクテルに使用されるウオッカも雑味にないものになります。

でも、特有の風味が無いのなら味の特徴にならないんじゃ無い?って思うかもしれません。ですが、その特徴の無さが特徴なんです。ベースにウオッカを使うことのメリットは他の素材の味を最大限に引き出せると言うことです。

今回のバラライカに関して言えば、ウオッカをベースにすることで、副材料のオレンジベースのリキュール「ホワイトキュラソー」と「レモンジュース」のシトラス系のフレーバーと味わいがフルに感じられるカクテルになっています。

では、そんなバラライカのレシピを見てみましょう!

バラライカのレシピ

カクテルデータ

  • カクテルタイプ:ショートカクテル
  • 作成技法:シェイク
  • ベース:ウオッカ
  • アルコールの強さ:★★★★☆
  • 色合い:白色
  • 炭酸の有無:無し
  • 味わい:爽やかな香りと甘さと酸味のバランスの良いカクテル。

材料

  • VODKA (ウオッカ)・・・2/4
  • WHITE CURACAO (ホワイトキュラソー)・・・1/4 ※1
  • LEMON JUICE (レモンジュース)・・・1/4
  • ICE (氷)・・・適量

※1 ホワイトキュラソーの記載がが「コアントロー」や「トリプルセック」になっているレシピもありますが、どちらもホワイトキュラソーの商品名の一つです。特にコアントローはホワイトキュラソーの中でもバーテンダーがもっとも好むアイテムの一つです。

必要な道具

  • カクテルグラス
  • シェイカー

作り方の手順

  1. カクテルグラスを冷蔵庫で冷やしておく。
  2. シェイカーを用意し、材料と氷を入れ、しっかりシェイクする。
  3. (3)を(2)のグラスに注ぎ、完成。

上記のレシピの材料を一部変更する事で出来るカクテル

元バーテンダーが、美味しくなるちょっとしたコツとか色々教えちゃいます!

バーテンダー時代に学んだ美味しいホワイトレディを作るためのコツを伝授します!守って欲しいポイントは次の3つ。

  • カクテルグラスは冷蔵庫もしくは冷凍庫で冷却する。
  • シェイクに使う氷は冷凍庫で一度締めた乾いたものを使う。
  • シェイクする材料は可能な限り冷やす。

バラライカに合う料理は?

ロシア産ズワイガニなんてどうでしょうか?

バラライカのベースのウオッカはロシアやウクライナなどの東欧、スウェーデンやフィンランドなどの北欧、ポーランドやスロバキアなどの中欧に分類され、その他にフランスやアメリカで作られています。

ウオッカついて詳しくは↓下記の記事を読んでみてください!

その為、各生産地域の料理や産物と合わせると間違いは無いと思います。どの地域の料理にも言えることなのですが、バラライカはウオッカがベースでアルコール度数35度比較的パンチのある味わいなので、それに負けない塩味や酸味などの強いの味付けが良いでしょう。

私のオススメは、ロシア近海のズワイカニです。蒸してカニ酢と一緒に合わせれば最高ですね。

バラライカのレモンやオレンジのフレーバーが柚子やカボスのような役割を果たしてくれるでしょう。

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バラライカはロシアの楽器の名前?

さて、今回ご紹介のショートカクテル「バラライカ」の名前由来とこのカクテルにまつわるお話をしたいと思います。

まず、ショートカクテル「バラライカ」の名前の由来ですが、これはロシアの民族楽器の「バラライカ」に因んでいるそうです。なぜ、ロシアの民族楽器の名前をカクテルに付けたのかですが、これは、ウオッカ=ロシアのイメージであったのが理由と言われています。

ロシアの民族楽器バラライカ

また、後付けになりますが、三角形のカクテルグラスに注がれたカクテルの形が民族楽器のバラライカに似ているからと言われることもあります。

考案者や誕生した時期などのプロフィールは残念ながら不明となっています。

しかし、誕生した時期はレシピの配合バランスを同じくする他のサイドカー系カクテルの誕生年からある程度は推測できると思います。

まず、サイドカー系カクテルの中でも出自がはっきりしていないXYZは除外します。本家のサイドカーが第一次世界大戦中もしくは1933年に作られていて、ホワイトレディが1919年もしくは1920年に、そして、マルガリータが1930~40年代に作られています。

とすると、サイドカー系カクテルのバラライカも大雑把ですが第一次世界大戦中〜1940年代頃に作られたと考えられるでしょう。

バラライカの詳細はよくわかりませんが、私は、陽気な音楽を奏でる楽器、バラライカとその側で踊る人々の様子が、カクテル「バラライカ」を飲んで陽気になるお客さんの様子と似ているなぁと感じます。

今回のまとめ

いかがでしたでしょうか?今回はバラライカのレシピを中心にその由来についてご紹介しました。

実はこのバラライカは私が横浜・元町でバーテンダーの見習いをしていた時に、ショートカクテルの修行で初めて作ったカクテルなんです。当時はシェイカーの扱いもロクに出来ず、ウオッカのせいで氷点下まで下がって霜が付くシェイカーで指が凍傷寸前になったりしてました。当時はバラライカの名前を見るのも嫌だったのを覚えています。まぁ、それも今となってはいい思い出ですけどね。

バラライカの作り方などの疑問・質問はコメント欄によろしくお願いします!ではでは、また次の記事でお会いしましょう!

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